技術資料をAI翻訳する前の安全確認|営業秘密の入力禁止・暗号化・原文照合
AI翻訳は、暗号化の有無だけで判断できません。入力禁止情報、処理・保存、利用権限、出力の原文照合を別々に確認し、許可された資料だけで試します。

先に結論:暗号化されていても、入力してよい文書とは限らない
AI翻訳の安全確認は、サービスの暗号化だけでは終わりません。文書の所有者、入力禁止情報、外部処理、保存期間、利用権限、AI出力の原文照合を分けます。LanguiseのAI条件では、GDPR第9条の特別カテゴリに該当するデータと、利用者または第三者の営業秘密に当たる情報の入力が禁止されています。

文書を「入力可能・承認必要・入力禁止」に分ける
| 分類 | 例 | 進め方 |
|---|---|---|
| 入力可能 | 自社公開資料、公開特許、利用権限を確認した論文 | 許可された試料で機能と照合手順を試す |
| 承認必要 | 社内資料、顧客提供資料、未公開の技術文書 | 文書所有者、情報管理、契約・規程の承認を得る |
| 入力禁止 | 営業秘密、GDPR特別カテゴリに該当する情報 | 入力しない。必要なら組織の承認済み代替手段を使う |
固有名詞を消しただけで営業秘密や個人データの性質がなくなるとは限りません。迷う文書はアップロードせず、情報管理責任者へ確認します。

公式説明で確認できるデータ処理
Languise公式のセキュリティページでは、TLSによる通信の暗号化、保存データの暗号化、Languise側では処理完了後にデータを削除して二次利用しないこと、OpenAI側では不正利用監視目的で一時保存され30日以内に削除されAI学習に利用されないことが説明されています。これは公式ページの説明であり、自社規程への適合や個別文書の安全を保証するものではありません。

- 処理先と第三者提供の範囲を読んだ
- 保存・削除の説明を確認日付きで保存した
- 組織の情報区分とクラウド利用規程に照合した
- 入力できる利用者とアカウント共有の禁止を決めた
- 停止時に対象文書と利用履歴を追える
AI出力は原文と一次資料で確認する
公式ページでは、海外特許・論文・技術資料のレイアウト維持翻訳、要約、図表解説、原文との対照が案内されています。一方、利用規約のAI条件では出力が不正確な場合があるため、詳細に見える出力でも確認が必要とされています。
| 確認箇所 | 戻る先 | 記録 |
|---|---|---|
| 数値・単位 | 原文本文、表、図の軸・注記 | ページと対象セル |
| 否定・条件 | 前後文、例外、適用範囲 | 原文引用位置 |
| 特許請求項 | 請求項番号、従属関係、図面 | 確認者と判断日 |
| 技術用語 | 用語集、規格、一次資料 | 採用訳と原語 |
よくある質問
暗号化されていれば営業秘密を入力できますか?
できません。LanguiseのAI条件では営業秘密に当たる情報の入力が禁止されています。サービスの暗号化説明と、入力可否は別の判断です。
AI要約だけで特許や技術判断を進められますか?
要点把握には使えますが、請求項、数値、条件、図面、出典は原文と一次資料へ戻り、担当者が記録します。
まとめ
技術資料のAI翻訳は、入力可否、処理、出力確認を三つに分けます。営業秘密や禁止情報を入力せず、許可された公開資料で手順を試し、判断に使う箇所は原文へ戻します。
出典・確認情報
確認日:2026年8月1日。料金、機能、契約、成果条件は変更されることがあります。申込前に各公式ページとA8.netの最新表示を再確認してください。


































